特定非営利活動法人WE21ジャパンかながわは、地域の市民の皆さんからの物品寄付やボランテイアの参加でチャリティショップ「WEショップ」を運営しリユース・リサイクルを推進する事業を進めています。
その収益金をもとに、とりわけ女性の生活向上と自立のための支援活動を行っているNPO法人です。
現在、WE21ジャパン・グループとして神奈川県、東京の33地域でNPO法人(地域NPO)が運営している「WEショップ」は42ショップあり、相互に連携しています。
「WE」とはWomen’s Empowermentの略で、「女性が力をつける」という意味です。
「21」は21世紀という意味があり、「21世紀に生きる日本の人びとが、アジアに生きる人びとと連帯しながら平和を築いていきたい」という思いが込められています。
現在世界の女性が置かれている状況を見ると、貧困人口の約70%、難民の約80%、非識字人口の約70%(出典:Progress of the World”s Women 2000, UNIFEM)が女性であり、「貧困の女性化」ともいわれています。
また、無償労働の70%を女性が負担し、国会議員の12%しか女性が占めていない(出典:同上)ことからも、社会的発言力が小さいことが見えてきます。
アジアの国々では、農作業、子育て、家事労働、現金収入を得るための仕事など、多くの労働が女性の手に委ねられていますが、医療制度のサポートのない地域では、妊娠や出産、乳幼児に関する知識も十分ではなく、生命の危機に直面することも少なくありません。
女性の意識改革とエンパワメントが周辺の環境を変え、将来を担う子供たちを育む原動力となることは、数々の支援実績から明らかになっています。