上映会「小さき声のカノン」の報告
2016年9月18日
組織活動
9月13日(火)ドキュメンタリー映画「小さき声のカノン」と鎌仲ひとみ監督のトークショーを午前、午後の2回開催しました。
あいにくの雨の中にもかかわらず、約160人の方にご来場いただきありがとうございました。
福島原発事故から約5年が経ち福島で暮らすことを決めた子育てをしているお母さんたちの決意や、内部被爆だけはさせたくないと食材の放射線量を検査機で測る日常や、被災地から遠く離れた地域での“保養”を知りました。保養とはチェルノブイリの事故のあったベラルーシで始まった取り組みです。日本ではベラルーシの子どもたちを受け入れていた北海道のNPOが、福島の親子の保養を行っています。自然の中で思いっきり新鮮な空気を吸って運動し、安心できる食材をたくさん食べて、体内に溜まったセシウムを排出させることや心のケアを目的としています。2年間身長が伸びなかった子がこの保養に来て伸びたという場面を見て、この保養の大切さを実感しました。行政が保養への理解を示してくれるとよいのですが、先ずは市民レベルでの支援が必要だと感じました。